今の気持ち。

「どうして仁でサヨナラなの?」という、不満の声をまれに聞きます。
「日本物じゃなくて、派手なヨーロッパ物で卒業してほしかった」とも。

そしてさらにまれなことですが「(仁がサヨナラ公演であることを)どう思ってる?」と尋ねられることがあります。
会話が収束できないような返事を私がしたらどうするんだ、よく聞けるよなーと思いますけど大体「初日にそういうのは全部越えました」と答えています。

本当の私の気持ちは「仁で良かった」です。
4年とか5年とか、長くトップをつとめ、たくさんの作品でその歴史をいろどったのであれば、サヨナラ公演が仁では不満だったと思います。
ザ・音月桂!伝説をありがとう!てな勢いの作品を望んだでしょう。

でも、そうじゃない。
理由はどうあれ、たったの2年で卒業してしまう。
「大」トップスターとして送られるには、少し寂しいトップ歴と言わざるを得ない。
(いろいろありましたし)

だったら、今桂さんが一番心を傾けていることが報われるような公演であってほしい。
それは、雪組子の皆が生き生きと舞台に立つことではないか、と初日の舞を観て思いいたりました。
仁は、いろんなところで、いろんな子たちがずーっとお芝居をしている。それを幸せそうに桂さんが見ているところを観ると、すごくほっとする。

作品としての不満はが無いわけではないけれど、こういう作品をサイトー先生が卒業公演にあたって作ってくれたのは、善きめぐりあわせだったと思っています。

コメント

nophoto
Kalandi
2013年3月30日22:03

Hey hey hey, take a gndaer at what’ you’ve done

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